家で飲むのとバーで飲む「味」が違う一つの要因として「氷」の違いがあると思うのです。
先日、氷屋さんと立ち話の中で、こんな話を聞きました。
コンビニ等のロックアイスは約24時間で作られるそうですが、
当店で仕入れている氷は、72時間の時間をかけてゆっくりと凍らせているそうです。
しかも、体育館のような場所を深く堀下げた中に水が張ってあり、その中で少しずつ凍っていくそうです。
長い時間、手間暇かけて出来上がった氷は、なかなか融けることなくお酒を美味しくしてくれるのだなぁと思いました。
その氷は約15×15×30㎝の角氷で店にやってきます。そして使いやすい大きさに氷割りをするのですが、
不思議なもので、気持ちがせかせかしてる時など自分に余裕がない時は、氷のメを見切れず斜めに割れたりします。
良いものに向き合うには、心構えが必要なのでしょう。
これから飲む一杯、氷に思いを馳せながら飲まれてみてはいかがでしょう?