「金柑」は、甘くなくて、渋くて、砂糖漬けみたいにしないと食べられない。というイメージですが、この「きんかん春姫」は、皮ごと食べられる熟成金柑。
柑橘であると言うことから、皮の部分は渋くて食べられない感がありますが、この金柑は違います。
爽やかな香りで皮が柔らかく高糖度、低酸度なので、皮ごと召し上がってください。パリッとした皮にとろける果肉は絶品です。
日本の南国とも呼ばれる九州、鹿児島県 南さつま。柑橘の栽培が盛んに行なわれている地域で、特に金柑の栽培に力を入れています。
その金柑の中でも、「春姫」と名づけられた金柑は、生育の段階から気を使っています。
春と秋、季節によってハウスをかけて樹を大切に守り、夏は太陽の日差しをいっぱいに浴びられるようハウスを取り除きます。
そうして育った金柑を、樹上で十分に熟させるまでじっくりと収穫を待ち、美味しくなった頃合を見計らって収穫が始まります。
ですので、この金柑は、皮ごとそのまま食べても美味しさ、甘さ、独特のほろ苦さが楽しめる一口金柑なのです。
金柑は中国原産。和名は姫橘(ヒメタチバナ)と呼びます。鎌倉時代末頃に渡来し、以来、温暖な地域で栽培されています。
レモン果汁とほぼ同量のビタミンC、さらに、カロチン、ビタミンA、、ビタミンPの本体ヘスペリジンも多く含んでいます。
何よりもフルーツの中では珍しくカルシウムが豊富。風邪予防に最適といわれている成分ばかりです。
柑橘の栄養価は特に皮に多く含まれているので、皮ごと食べるこの「きんかん春姫」は、まさに、究極の自然なビタミン剤といったところです。
プチッとはじける食感。甘みと心地良い苦みが絶妙で美味。
今しかない、ちょっと珍しいおつまみです。