自分が好きでよく飲んでいるイタリアワインのご紹介です。
ファランギーナ サンニオ Falanghina Sannio 南イタリアの白ワインです。
造り手は、ワイン造りの伝統を築いた6世紀末の教皇グレゴリオ一世に敬意を表し、「フェウディ・ディ・サン・グレゴリオ」(聖グレゴリオの領地)を社名に冠してます。土壌と地元のブドウ品種にこだわって、最新のテクノロジーと農学研究を駆使し、類まれなる高品質ワインを生み出してます。
カンパーニア州(州都はナポリ)でも一番古いブドウの1つ、ファランギーナ100%のワイン。柑橘系の香りを持ち、果実味豊かでさわやかな辛口白ワイン。
かぐわしい白い花のニュアンスとバナナの皮を思わせるはっきりとした香り。豊かで凝縮感があり、フレッシュでバランスの取れた味わい。
北のワインでは感じられない温かみを感じさせてくれます。
以前大坂で、イタリアレストランのサービスの仕事をしていた時(もう10年くらい前)に出会いました。
まだ駆け出しの新人で、イタリアワイン初心者の頃です。
オーナーシェフから「うちは南イタリア料理が中心やから、こういう味わいのワインが合うんやで」と。
飲んでみたら、いままで飲んだことがない味わいとコク、香りに驚きました。
合わせる料理は、カプレーゼやピッツア・マルゲリータのナポリ料理はもちろん、魚貝やトマトソースによく合うワインです。
もちろんそのままでも飲み飽きしません。
私の中では思い出のワイン。イタリアワインにハマった内の1本。今でもこれを飲むとあの頃の事を思いだします。
たどたどしい発音のイタリア語でオーダーしたり、伝票もイタリア語でスペルの勉強したり。
仲間とワイン飲みながら朝まで仕事の話をしたり喧嘩もしたり…何だか熱かった時代です(笑)
余談ですが、その当時の仲間が今月の25日に独立し自分の店を大坂でオープンします。(本当に嬉しい。おめでとう!)
tinをオープンした時、彼から「グラッパ」を御祝いでもらいました。今回私も、彼の店のオープン祝いに「同じ」グラッパを贈りました。
お互いに成功したら、お互いに贈ったグラッパを一緒に飲みたいなと思っています。
今日から、グラス又はカラフェ(ボトルの約半分の量)でご案内します。