スポンサ・ヴェロネーゼ

おすすめイタリアワインのご案内です。

 

スポンサ・ヴェロネーゼ

 

北イタリアのヴェネト州ヴェローナ近郊で造られる赤ワイン。造り手はサン・アントニオ。

ヴェネト州生産者共同組合の創始者であった父アントニオさんが、1989年に購入した土地を現在4人の息子が同じ目標に向かいワイン造りを行っています。

 

こちらのワイン、簡単に言うとヴェネト伝統のヴァルポリチェッラという赤ワインに、カベルネ・ソーヴィニヨン種をブレンドしたタイプ。

しかしカベルネ・ソーヴィニヨン種は晩熟(熟すのが遅い)なので、冷涼なヴェネト州ヴァルポリチェッラ地域での栽培は難しく、独特の「青臭さ」が出てしまい飲み心地の点で大きな問題となっていました。

 

そのカベルネ・ソーヴィニヨンのみ”アマローネ”のようにパッシート(木箱に入れて葡萄を陰干し)し、果実味とアロマが凝縮しさせ葡萄の糖度を上げ、カベルネらしいカシス系の香りとともに甘いチェリー系の香りを醸しボリューム感を出しています。

アマローネとはこの地域で造られる伝統で重厚な稀少高級赤ワイン。

 

ワイン名の「スポンサ」とは…休憩する、一服するの意味。

これは、畑で太陽の光をいっぱい浴びて、しっかりと熟成した葡萄が収穫された後、パッシート用カゴの中に寝かされることから、その風景がまさに日陰に入って休憩しているかのように名付けられました。

サン・アントニオによると「よく頑張った!お疲れ様!」といった意味があるそうです。