テット・ド・モアンヌ・ド・モンターニュ

今年もこのチーズが入荷しました。ティン佃ではお馴染みチーズの一つです。

 

テット・ド・モアンヌ・ド・モンターニュ

 

生まれは12世紀、スイスのフランスとの国境に近いジュラ地方のペルレー修道院で誕生し僧侶達によって造られるハードタイプのチーズです。「テット」は頭、「モアンヌ」は修道士、つまり「修道士の頭」という意味を持ち、円筒形のチーズが僧侶の帽子に似ている事が名前の由来。

そしてモンターニュを名乗れるのは、標高1000m以上の土地の草を食べ育つ牛から採れたミルクを使用し、4ヶ月以上熟成させたものだけとなります。

 

夏に造られ冬に食されるというチーズで、塩水で拭きながらエピセア(もみの木の一種)の棚板の上で熟成されます。

濃厚な味わいとふくよかな香りが特徴。

 

専用の削り器「ジロール」で花びらのように薄く削ります。

削った姿がキノコのジロール茸に似ていることから、この器具をジロールと呼びます。

薄く削られることにより、口溶けが良く口の中でふわっとチーズの香りが広がりより一層このチーズの美味しさが味わえます。 

 

初冬に発売開始。春が来るまでの期間限定商品。このチーズがいつも冬の訪れを告げてくれています。